オフィスビルから生まれるコミュニティ形成を通じたウェルビーイング経営|オフィスの情報マガジン「Think！OFFICE」

01.

健康促進とコミュニティ形成を目指す、
関電不動産開発の取り組み

関電不動産開発では、「DELIGHT｜ワークスタイルに輝きと喜び」をコンセプトにビルブランディングを推進している。その取り組みテーマのキーワードの一つに、“コミュニケーション”を掲げ、「人と人がつながり、ビジネスとビジネスの新たな出会いへ」を合言葉に、多様で豊かなつながりの創出を目指す。その一環として、オフィスビルで入居者参加型イベントを開催した。

2023年7月12日、宇治電ビルディングとELK（関電不動産梅田新道ビル）の2拠点で「ウェルネスパーティー」のイベントを開催。オフィスワーカーの健康促進のほか、参加者同士がつながりあうコミュニティ形成を目的とした。

宇治電ビルで開催した「ウェルネスパーティー」の様子

ELK（関電不動産梅田新道ビル）で開催した「ウェルネスパーティー」の様子

イベントに参加したのは、ホテルエルシエント大阪の宿泊者様と各ビルのオフィスワーカーたち。講師として、登録者数22万人超えの「さきヨガちゃんねる」で人気のヨガインストラクター西林さきさんと、BS朝日「イケトレ！」で実演中のモデル/フィットネスインストラクターの池上ケビンさんを招き、ストレッチとヨガのレッスンを通して、ウェルネスに過ごすためのヒントを伝授していただいた。

講師の指導のもと、オフィスや家で、簡単にできるエクササイズやヨガに挑戦。参加者は30分ほどしっかりと体を動かし、少し汗をかいてリフレッシュした様子を見せていた。イベント後には「今後、デスクワークの合間にやってみたい」「社会人になって、体を動かすことが減ったので良い機会ができた」「肩の可動域が広がった気がする」とみんな笑顔に。
イベント後の懇親会では入居企業の垣根を超えた交流がはかられ、「いろいろな人と話せて世界が広がる」「ここから輪を広げたいし、また参加したい」という声をいただいた。
（頂戴した前向きなご意見を次なるイベントの活力とし、様々なイベントを企画してまいります。）

02.

ウェルビーイングを意識し、社員の幸福のため、
コミュニティを形成する「ウェルビーイング経営」

今回のような取り組みは、昨今よく耳にする「ウェルビーイング（Well-being）」にもつながると考えている。健康、社会、経済、環境など、あらゆる点で「幸せ」であることを意味するウェルビーイング。これは、企業で働くワーカーにとっても理想の姿であり、会社を経営する立場としても無視できないミッションである。
ウェルビーイング研究の第一人者や企業の生産性向上をはかる企業の分析結果^※1 によると、仕事を通して、「自分は幸せだ」と感じている従業員は、創造性に優れ、業務のパフォーマンス能力が高く、組織に良い影響をもたらすと言われていることから、弊社物件へのご入居者さまの幸福を追求するためにも、継続して実施していく。
ウェルビーイングは社内・外問わず、人同士の関わりから生まれることから、自社内で行う制度整備や企業文化の育成だけでなく、オフィスを提供する立場からできることを日々探っている。

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※1　PR TIMES（株）アドバンテッジリスクマネジメント
顧客企業272社、28.8万人のメンタルデータを分析　従業員のウェルビーイングと生産性の相関が明らかに「ウェルビーイングと仕事のパフォーマンスにおける相関」分析
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000024618.html
GOOD BUSINESS GOOD PEOPLE　ウェルビーイングとパフォーマンスの関係：主観的ウェルビーイング研究第一人者の論文から解説
https://goodbusiness.jp/well-being_performance/

03.

オフィスビルでのコミュニティ形成のための取り組み例

オフィスビルにおけるウェルビーイングのためのコミュニティ形成の取り組み事例を、以下で紹介する。

1セミナー型

登壇者を招き、テーマを設けて話を繰り広げながら意見交換や討論を行う。出席者同士でコミュニケーションをはかることで、新たなコミュニティ・ビジネス機会創出を目指す。

（ELKセミナー実施）

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2体験型

エクササイズやワークショップ、パーティーといった飲食を伴う会のほか、ファミリーで参加できるイベントなど、ビジネスと異なる分野での交流の場を提供する体験型。ビル全体で身近な関係性を築き、相互コミュニケーションを活性化させることが目的。

（赤坂CB・八重洲）

3キャンペーン・コンテスト型

キャンペーン・コンテスト型にすると、オンラインを中心に多くの人数が参加可能。社員同士のコミュニケーション創出にも役に立つ。例えば、オフィスビルに入居しているワーカーによるフォトコンテストや、ケータリングサービスのキャンペーンなどで、コミュニケーションのきっかけづくりや親睦を深めることを目指す。^※2