イベントスペース

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2024.09.20

Project Story

Project Story 02|
WORKING SWITCH ELK
〈シェアオフィス事業始動編〉

当社では、“DELIGHT(ワークスタイルに輝きと喜びを)”というコンセプトを掲げてオフィスづくりを進めております。
オフィスで働く人の活力と創造性、輝きを最大限に引き出すワークスペースを実現したビルには、当社メンバーはもちろん、まわりの協力者・近隣関係者など、さまざまな方の想いが詰まっています。
そんな開発にかける想いや物件の持ち味をProject Storyとしてご紹介いたします。

コワーキングエリア

コワーキングエリア

01.

Project|WORKING SWITCH ELK(シェアオフィス事業)

多様な働き方のニーズに対応し、「自分らしい働き方」をデザインする、シェアオフィス&コワーキングスペース「WORKING SWITCH ELK(エルク)」。2021年6月、大阪・堂島に第1号店がオープン。続く2024年4月、神戸・三宮に第2号店がオープンしました。シェアオフィス事業における想いや今後の展望をプロジェクトメンバーが語ります。

福井誠
  • 開発事業本部
  • 第二事業部 
    運用第1グループ
  • 福井誠

02.

Concept|「自分らしい働き方」を実現する新しいワークスペース

―― まず、このシェアオフィス事業を立ち上げた経緯や狙いを教えてください。

本事業は、コロナ過の「働き方改革」によるテレワーク推進に伴い、オフィスの賃貸ニーズの先行き不透明感や、柔軟に働ける場所等の働き方への考え方が変化したことを受け、新たな取り組みとしてスタートしました。今後のビル運営に付加価値を付与するとともに、お客様の利便性および満足度向上に向けた新商品として企画しました。

ベンチシート

ベンチシート

―― ELKの名前の由来、コンセプトについて教えてください。また、どういった想い・狙いがあってそのようなコンセプトになったのでしょうか。

「WORKING SWITCH ELK」は、一人ひとりが自分に合った働き方を自由にデザインできる空間です。それぞれが最高のパフォーマンスを発揮し、新たなひらめきを生み出すために、快適で洗練された空間の提案とワーカーへの支援を目的として生まれました。
ELKの名前の由来につきましては、「EnergyのE」、「LifestyleのL」、「Knot(結ぶの意)のK」の頭文字を繋ぎ合わせ、一人ひとりの活力と仕事を含む自身の生活とが結ばれるように、という想いを込めています。
WORKING SWITCHには、働く場所であることを明確に示す「working」、電気のON/OFFで使用する「switch」を組み合わせることで、従来の職場とプライベートを完全に切り分けるのではなく、ELK内で気分を気軽に切替えて、自由で可変性の高い働き方が可能であることを表現しています。

会議室
会議室
コワーキングエリア
コワーキングエリア

また、ELKには2つのデザインコンセプトがあります。

①「ON/OFFが切替えられる癒しの森」
バイオフィリックデザインやサーカディアンリズムを取り入れた照明に加え、作業スペースを自由に選択できるような家具や配置とすることで居心地のよい空間づくりを目指し、各エリアコンセプトに合わせたレイアウトにしています。
また、時間帯に合わせて自然界の音や環境音楽などを使用し、集中力と生産性を高める一方で、アロマ導入によるリラックスした執務空間も生み出しています。

②「フレキシブルな空間づくり」
ご利用者様の自由で開放的な働き方を叶えるコワーキングエリアと、集中的な働き方を可能とするプライベートエリアを併用することで、ご利用者様の気分に柔軟に合わせることができるフレキシブルなオフィス空間を目指しました。

03.

OFFICE|梅田と神戸に展開する2つのフレキシブルオフィス

―― ELK OSAKA UMEDAならではの特徴(立地的な特徴もあれば)を教えてください。また、今はどういった方が、どのようにお使いになられていますか。

ELK OSAKA UMEDAは地下2階に位置しているため、閉塞的な空間とならないように配慮しました。デザインコンセプトに則り、時間帯で照度が変化する照明器具やデジタルの天窓を使用して、室内にいながらも時間の流れを感じていただける工夫をしています。

また、最寄り駅は京阪中之島線「大江橋駅」、大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」、JR東西線「北新地駅」と、マルチアクセスの好立地です。お客様の業態としましては、大阪地方・高等裁判所や大阪市市役所が近隣にあるため、士業の方や関西に出店する際の足掛かりとして支社を設けられる企業様、個人事業主として新規事業を立ち上げられた方など、さまざまな業種業態の方にご利用いただいております。

コワーキングエリア

コワーキングエリア

―― ELK OSAKA UMEDAは開設して3年経ちましたが、開設当初の狙い通りにいった点や良い意味で裏切られた点・ギャップなど、気づきや得られたものはありますか?また、これからの展望や今後どういった方に、どのようにお使いいただきたいとお考えでしょうか。

開業当初から、シェアオフィスをご利用者様の事業展開フェーズ等に合わせて、ゆくゆくは弊社ビルにご入居いただける足掛かりとして空間をご提供できたらという思いがありました。実際に、ELKを展開する関電不動産梅田新道ビルのオフィスフロアへご入居いただいたお客様がおり、ELK利用をきっかけとして弊社ビルを選んでいただいた実績としてうれしく受け止めています。今後もELKをご利用いただいたお客様のニーズに応じて、弊社ビルへの誘致を進めていきたいと考えています。すでにご入居いただいているお客様にも、ELKのコワーキングエリアを積極的にご利用いただいています。これからも、さらなる顧客満足度向上を目指して、新規ご入居時のサービスなども充実させていきたいですね。

運営をしている中で、コワーキングエリア内の個別ブースやフォンブースを増設してほしいとのお声を頂戴しました。増設に関しましては、限られたスペースとなりますので、今後検討が必要になりますが、 運用面の対策として一部予約制・ご利用時間制限を設けることにより、占領されるといった事象は解決されました。
また、コワーキングエリア内では不定期開催のイベントを実施しており、ご利用者様間の懇親会やインフルエンサーの方をお招きしてヨガイベント等も昨年実施しました。普段はお話しする機会がないご利用者様からのご要望であったり、日頃のお仕事の話などが出来て有意義な交流会となりますので、今後も継続していきたいと考えています。

ラウンジ
ラウンジ
プライベートエリア
プライベートエリア
イベントスペース
イベントスペース

―― 次に、ELK × SYNTH KOBEについても特徴(立地的な特徴もあれば)を教えてください。 ※ELK × SYNTH KOBEについては、10月掲載のThink!Officeで詳しくご紹介します。

ELK × SYNTH KOBEは神戸らんぷミュージアムの退去区画を利用しています。博物館仕様で階高が高く設定されていたことから、天井高3,000~3,500mmと開放的な空間に仕上がっています。また、共用廊下も旧居留地の特徴を反映した色調や、みなと神戸を連想させるブルーと曲線が融合したデザインでリニューアルすることで、ELK × SYNTH KOBE内だけでなく、フロア全体で一貫性のある空間にすることができました。

―― 最後に、梅田・神戸に続いて他エリアでの展開や、テナント様同士の交流、新しいサービスなど、これからの展望を教えてください。

シェアオフィスは主要なオフィス設備が共有であるため効率がよく、入居企業様にとっては快適な環境とコストメリットがあります。また、併設ラウンジでコミュニケーションが生まれ、ビジネスチャンスの獲得などを享受できる可能性もあり、ニーズは今後もあると考えています。

今後も自社ビルへの付加価値を付与するべく、シェアオフィスご利用者様だけでなく、弊社物件のご契約者様へ波及するようなサービス展開も視野に入れて、事業を推進していきます。

ご契約者様のすそ野を広げるためにも、少数で賃貸できるシェアオフィスから、将来、当社の一般オフィスに入居していただくような囲い込みも重要だと考えており、今後も立地などを鑑みて、ELKの新規開設を目指したいと考えています。

EDITOR’S NOTE

シェアリングエコノミーの可能性を広げてくれるプライベートオフィス。スタートアップやサテライトオフィスとしての利用はもちろん、ノマドワーカーのスモールオフィスや個人事務所としても広くご活用いただけます。

次回は、2024年4月にオープンしたばかりのELK × SYNTH KOBEのものづくりのこだわりをご紹介させていただきます。

WORKING SWITCH ELK

WORKING SWITCH ELK